ウコンとは
ウコンは、ショウガ科ウコン属の多年草です。
世界中にだいたい50種類ほどのウコンがあるといわれていますが、
その殆どは、熱帯アジアに分布しています。
日本でウコンというと、
秋ウコン、春ウコン、ガジュツ(紫ウコン)の3種が主。
最近では、クスリウコン(2種)、黒ウコン等も見かけます。
クルクミンの含有量の多い順に上から
秋ウコン
春ウコン
ガジュツ(紫ウコン) |
正式名称は
秋ウコンは「鬱金(ウコン)」、
春ウコンは「薑黄(キョウオウ)」、
ガジュツは「莪述(述に草冠が必要)」
と表記されます。
味や香り
「秋ウコン」、「ガジュツ」、「春ウコン」の順に、
刺激と香りが強くなります。
秋ウコンはカレーの色付けに使われるターメリックのことなので、馴染み深いと思います。
ガジュツとは
ガジュツ(紫ウコン)はショウガ科の多年草植物で、見た目はショウガに似ています。
学名はクルクマ・ゼドアリア・ロスコーエ(Curcuma zedoaria Roscoe)といいます。
主成分はシネオール、カンファー、アズレン類などの精油成分。
その他、多種多様な成分を含んでいます。
屋久島では昔からガジュツ(紫ウコン)の生産が主でした
文献によると原産地はインド・ヒマラヤ。
おもに熱帯、亜熱帯地方が栽培環境に適しているとされています。
日本に渡来したのは1700年代の江戸時代といわれていますが、
それ以前の薩摩の書物にもガジュツに関する記述を見ることができます。
日本の研究でも、屋久島産のガジュツと中国・台湾産のものでは、
かなり異なっている事が確認されています。
その為、一説では、屋久島には古くからガジュツが自生したともいわれています。
ウコンの花
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